教育方針

教育理念

 知能情報工学科では,知能情報工学の技術者に必要な知識,スキル,実践的応用力,社会的責任,倫理観を習得し,幅広い視野から絶えず自律的に行動しながら国内外の社会に貢献できる人材を育成しています.
 このような人材育成を実現するため,具体的な学習・教育目標として,以下の5項目を定めています.

(A) 豊かな教養,高い倫理観,強い責任を有する技術者の育成

  • 文学・社会などの広い教養から物事を考える能力
  • 知的所有権やプライバシー保護を遵守し,社会に与える影響を考慮できる能力

(B) 工学基礎に関する知識を有する技術者の育成

  • 自然科学,応用数学および情報技術に関する工学一般の基礎知識

(C) 専門基礎に関する知識と応用力を有する技術者の育成

  • 専門知識学習のための情報数学,ネットワークなどの基礎知識
  • 計算機ハードウェアの基礎知識
  • 計算機ソフトウェアの基礎知識
  • 知能システムの基礎知識

(D) 自発的探求による課題の解決能力を有する技術者の育成

  • 社会ニーズを理解した上で新しい課題を発見し,自発的に課題を探求できる能力
  • チーム内での自分の役割を理解し,協調的に課題を解決できる能力
  • 解決手法の新規性,有効性,信頼性を理解し,成果を的確に評価できる能力

(E) プレゼンテーション能力を有する技術者の育成

  • 自分の意見・考えを明確かつ論理的に伝達できる能力
  • 双方向コミュニケーションにより,質問応答を的確に達成できる能力
  • 専門外国語を修得し,英語によるコミュニケーションの基礎能力

カリキュラムの特徴

【昼間コース】

 知能情報工学科(昼間コース)のカリキュラムは,学科の学習・教育目標を確実に達成できるように設計されています.
(1) 導入教育科目の開講
 新入生に対する導入教育科目として,専門教育科目「知能情報工学セミナー」を開講しています.この科目は,新入生を10名程度のグループに分けた小人数制で実施しており,

  • 知能情報工学科の教育・研究内容を周知徹底させる
  • 各研究室の研究内容等を知ってもらい,知能情報工学に対する興味や学習意欲を向上させる
  • 早急に計算機に親しむように簡単な実習等を行って,知能情報工学科の学生としての自覚をもたせる
  • 大学生活の送り方,講義の受講および研究のための心構え,社会人としての常識等を身に着けさせる

(2) 科目間のバランス
 本カリキュラムは,専門色の強い専門応用科目の割合をあえて低く押さえ,専門基礎科目を中心に編成しており,専門基礎教育を受けた学生が優れた工学技術者となることを目指しています.その上で,学生が自分自身の能力や興味に応じて,履修計画をたてることができます.よって,必須と考えられる科目(導入教育科目,専門基礎科目の一部,創成型科目および卒業研究)を除き,多くの専門教育科目を選択科目としています.

(3) 創造性早期育成科目の開講
 本カリキュラムにおいては,2年生および3年生を対象として,創造性の早期育成を目指したチームによる本格的なプロジェクト達成型の創成型科目(「ソフトウェア設計及び実験」ならびに「システム設計及び実験」)を開講しています.これらの科目は,単に創造性のみならず,チームによるプロジェクト達成にとって不可欠となるコミュニケーションならびに自己学習などの能力を育成することも目指した本格的な創成型科目です.
(4) 工学倫理教育科目の開講
 情報通信や知能工学の分野の研究開発に携わる人材には,さまざま倫理教育を行っていく必要があります.本カリキュラムでは,一部の専門教育科目の中で工学倫理教育に時間を割いたり,工学倫理に関連する専門教育科目「技術者・科学者の倫理」を開講したりしています.
(5) インターンシップへの対応
 本学では,インターンシップ制度が導入されており,学生は夏季休業期間等を利用して,企業等において短期間の研修を受けることができます.本カリキュラムでは,このような研修を通しても単位を修得できるようにするための専門教育科目「短期インターンシップ」を開講しています.

【夜間主コース(フレックス履修制度)】

 徳島大学工学部では,平成25年度より夜間主コースに「フレックス履修制度」をスタートしました.この制度は,夜間主コースの履修形態を変更して,昼間の学生と一緒に多くの授業が受けられる教育プログラムであり,自由度の高い履修方法と経済的な授業料で学べる魅力的な履修制度です.
 知能情報工学科夜間主コースは,昼間コースと同じ教育方針,学習・教育目標を採用しています.知能情報工学科(夜間主コース)のカリキュラムは,フレックス履修制度に基づいて,学科の学習・教育目標を確実に達成できるように設計されています.

(1) 科目間のバランス
 本カリキュラムは,専門色の強い専門応用科目の割合をあえて低く押さえ,専門基礎科目を中心に編成しており,専門基礎教育を受けた学生が優れた工学技術者となることを目指しています.その上で,学生が自分自身の能力や興味に応じて,履修計画をたてることができます.よって,必須と考えられる科目(導入教育科目,専門基礎科目の一部,創成型科目および卒業研究)を除き,多くの専門教育科目を選択科目としています.
 さらに,ほとんどの専門教育科目において,学生には課題を頻繁に与えると共に教員によるオフィスアワーを充実させるなどの措置を通して,専門基礎教育の充実をはかっています.

(2) 創造性育成科目の開講
 本カリキュラムにおいては,2年生を対象として,創造性の育成を目指したチームによる本格的なプロジェクト達成型の創成型科目「ソフトウェア設計及び実験」を開講しています.これらの科目は,単に創造性のみならず,チームによるプロジェクト達成にとって不可欠となるコミュニケーションならびに自己学習などの能力を育成することも目指した本格的な創成型科目です.

(3) 工学倫理教育
 情報通信や知能工学の分野の研究開発に携わる人材には,さまざま倫理教育を行っていく必要があります.本カリキュラムでは,一部の専門教育科目の中で工学倫理教育に時間を割いています.